ギターと研究と日常

大学で研究をしつつギターを弾いています。時々エフェクターを改造したり旅に出たり。

ブラジルナッツ効果と麻ピーと小惑星イトカワ

ほろ酔いしながら書いております。

コロナの影響で家に引きこもらざるを得ない状況ですが、皆さんは如何お過ごしでしょうか。私はというと、「起きたらダラダラYouTubeを漁り、気分が覚めたら研究室の課題にぼちぼち取り組み、ギターの練習をし、飲酒をして寝る。」という日々が続いております。全てを終えるには24時間以上を要し、生活リズムがどんどん後ろへと移っています。何とかしないと…

さて、今ちょうど、散歩がてら近所のセブンイレブンに行って買ったおつまみと共に晩酌をしていました。芋焼酎はお湯割りが至高ですね。異論は認めます。なお、買ったおつまみは、題名にもあるように「麻ピー」です。麻ピーを食べていたら、ふと「ブラジルナッツ効果(ブラジルナッツ現象とも言うらしい)」のことを思い出したので、記事にしています。ここまで変な動機でここまで変な記事を書く人も珍しいと思いますよ笑笑。

f:id:tomika_is_guitarist:20200409041440j:plain

セブンイレブンで売っている麻ピー。シビレ好きには非常にオススメである。

 

ブラジルナッツ効果とは何ぞや

いきなり記事の題名で「ブラジルナッツ効果」と言われても、困る方が非常に多いと思うので、ブラジルナッツ効果について説明します。難しそうで頭良さそうな説明をすると、「大小さまざまな粒子が存在する空間において、占有体積が大きいものほど表面に出現しやすい」という効果です。要するに、大きい物ほど上にあることが多い、ということです。ミックスナッツの中で一番大きなナッツがブラジルナッツであることが多いことからその名前が付けられたそうです。ということは「ミックスナッツを食べていたらブラジルナッツが最初の方に無くなってしまう」ことに気づき原因を追究した人が過去にいたってことですよね。世界にはいろんな人がいるなぁ…笑。

私がブラジルナッツ効果を知ったきっかけは、小学校6年生のとき。小惑星探査機はやぶさが世界で初めて小惑星からのサンプルリターンを成功させたことに心を打たれた少年とみかは、はやぶさについてひたすら情報を集め知識を蓄えていました。その中で、はやぶさが行ってきた小惑星イトカワがどのようにしてできたのか、というメカニズムをブラジルナッツ効果を用いて提唱した説を見かけました。その説によると「イトカワの表面がデコボコなのは、ブラジルナッツ効果によるもの」なのだそう。小惑星イトカワの表面は月面のようにツルツルなものが想定されていたため、はやぶさが着陸に四苦八苦したというのも無理もありません。気になった方は、是非調べてみてください。とても面白いですよ笑。

f:id:tomika_is_guitarist:20200409045829j:plain

小惑星イトカワ。確かに表面には大きい岩が出現している。

 

麻ピーの話に戻ります。個人的には、セブンイレブンは辛い商品の提供に力を入れているように感じます。中本のカップ麺もセブンならではの商品ですし。麻ピーも現時点ではセブンでしか見かけないので恐らくその系列だと思われます。ピーナッツと乾燥した花椒が一緒に封入されており、辛味だけではなく花椒のシビレが効いて中毒性がとても高いです。

この麻ピー、花椒に比べてピーナッツの粒の大きさが圧倒的に大きいのです。勘のいい方は既に想像がついているとは思いますが、この花椒とピーナッツという粒子の組み合わせがブラジルナッツ効果の温床になっているのです。そのため、最初の方はピーナッツを沢山手に取れるのですが、最後の方は花椒だらけ。つまり辛味シビレ地獄。地獄を味わっているとき、ふとブラジルナッツ効果のことを思い出したのでした。

 

一見関係のない3つ「ブラジルナッツ効果」「麻ピー」「小惑星イトカワ」。実は科学の目をもってすれば全て同じに見えることもあるのです。これだから科学は面白い。鈴と小鳥とそれから私。金子みすゞさんの詩のような世界が広がっているのです。ちょっと何言ってるか分からないですね笑。

 

以上です、またしても駄文失礼しました…!!

 

f:id:tomika_is_guitarist:20200409041523j:plain

終盤戦。花椒の割合が異常なまでに多くなる。